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この町のわたしのスキなひと(新浦安)
浦安水辺の会 今井学さん

浦安水辺の会 今井学さん

Photo/Saori Kojima
Text/Ayako Futatsuya

 〝浦〟の字が表す通り、浦安は海と川に囲まれた水辺の町。市民にとっていちばん身近な海と言える三番瀬、かつての漁師町としての面影を残す堀江ドック…。この町には、水のある風景がたくさんあります。では、その「水の世界」をどれくらい知っているでしょうか。

 「水辺って、異空間なんですよ。そこにいるものは( 陸地にいる生き物と)全然違う。その境目がすごく楽しい」とはずむように話すのは、2004年に発足した「浦安水辺の会」の代表を務める今井学さん。水辺を歩いてガイドするイベントや、Eボートという10人乗りのゴムボートで実際に川や海へ出る体験、新浦安駅前プラザや市役所庁舎内に設置した水槽の管理など、市民が水辺に親しめるさまざまな機会をつくっています。「触れてもらうことで、水辺の楽しさを知ってほしい。そのためのインタープリター( =自然を解説する人)になれたらいいなって。… なんて言っていますが、本当は自分が遊びたかっただけですけどね」と笑います。

浦安水辺の会 今井学さん特集

 イベントに参加した子どもたちの反応や、水槽を見た人の「こんなのがいるんですね!」といった感想がうれしいという今井さん。「子どもは感覚がストレートだから、普通なら見つけられないようなものを見つけてくるんですよ。タツノオトシゴを見つけた子もいました。逆に悔しいです(笑)」と、無邪気に対抗心をのぞかせます。活動のモットーは、“ 楽しくないことはやらない”、“ 無理はしない”。「海って夏でも冬でも気持ちいいでしょ? 波の音とか、潮の香りとか。楽しいところがあることを実感してもらいたいですね」。肩ひじ張らない今井さんの雰囲気には、周りにいる人の気持ちも緩めてくれるような、優しい力があります。

浦安水辺の会 今井学さん特集

 富山に生まれ、山のすぐそばで育った今井さんは、元来自然の中でいろいろなことをするのが好きなんだそう。だからこそ、水辺の危なさも知っています。「危険なのは当たり前。知らないから、危ない。でも子どものときに自然に触れていれば、見方が変わってきます。海を汚くて臭いと遠ざけるより、なにがいるんだろう? と好奇心を抱くほうが、人として豊かですよね」。今井さんが水辺でバシャッと音を立ててすくい上げた大きな網の中には、小さな魚やエビ、カニが動いていました。“ 大人の少年”。そんな言葉がとっても似合う、楽しい遊びを教えてくれるみんなのリーダーです。

※記事内容は2017年8月時点のものです

浦安水辺の会 今井学さん

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Data

浦安水辺の会
浦安水辺の会
住所 〒279-0012 千葉県浦安市入船2-3-303MAP
電話 047-353-8134
定休日 活動日は第3土曜
その他 会員数/約20名
会費/個人2000円、学生・家族1000円、賛助会員1口5000円